décadence

日記のような、短編のような、詩のような、俺

クソったれの劣等感

今日のどんよりとした曇り空のように最近は心が晴れない。何かを我慢して、部屋でふさぎ込んでばかりいるからか、繊細で綺麗な旋律よりも粗雑で激しい音楽の方が心に響く。NirvanaのYou know you're rightとか、Sumashing PumkinsのBullet with butterflyとか、tetoの高層ビルと人工衛星だとか、きのこ帝国のYOUTHFUL ANGERだとか、アートスクールのモザイクだとか、CRYAMYのテリトリアルだとか、Lozzoの朝だとか。

 

歌の歌詞が好きだ。サムタイムズ感情をそのまま吐き出して、サムタイムズ詩的な言葉とリズムで幻想の美しさを表現して、サムタイムズ何気ないリアルな日常を描写して静かな感傷を誘う。サムタイムズ俺には友達なんて一人も存在しないように感じたり。

Sumashing pumkins/ Today

Today is the greatest day I've known. 今日は最高の日 

Can't live for tomorrow.       明日のためになんか生きてられない

Tomorrow's much too long.     明日はあまりにも長すぎるから

最悪を最高と言い放つその姿に憧れる。

今朝、アニメとAVを見ながらうたた寝を繰り返し、結局目が覚めてベットから抜け出すまでに二時間かかった。パンパンに膨れ上がった膀胱を抑えながら、トイレへ駆け込み、勢いよく暖かな尿を出すと、昨日の夜に食べたレトルトカレーの匂いがして、うんこじゃなくても臭うんだなぁと妙に感心した。部屋の掃除と洗濯を済ませ、だらだらモードへ突入。今週はいろいろなことがあった。サークルのランニングで女子にも負けて、最下位になったり、バイト帰りに買った酒で独り寂しく不快な泥酔をしたり、オアシス好きな先輩がいることを知ったり、駅でとんでもなく美男美女のカップルを見たり、二つ隣の部屋からおそらく同学年のジャージ姿の男女が出てくるのを見たり、体育のバスケでラッキースケベをしたり(すいません、ゲーム中にぶつかった時に一瞬だけ女子大生のおっぱいに触れてしまいました。不意にバスケットケースが歌いたくなりました。ありがとうございます)、Everythingに大切なものっていう意味があるのを知ったり。恋はないけど濃い五日間、いや本当に糞しょうもない五日間だった。

恥ずかしいが俺は何年間も劣等感まみれの人間で、今でも自制しなければ嫉妬と自己嫌悪で押しつぶされそうになってしまう時がある。決していつも辛いわけじゃない、楽しい時も嬉しいときもある、でも、そんなことは当たり前だが長くは続かない。気分の浮き沈みが激しくて、たまに自分という存在から振り落とされてしまいそうになる。俺はいったいなんなんだっていくら哲学を考えたって、お腹が空けばお腹は鳴るし、AV見れば息子は立つ。地元のいきつけの美容院の人が夏休みに帰省した俺にこう言った。

「考えた通りにならないなら、考える必要なんてないよね」

ま、確かにそうだよな。でも俺は考える、今日の晩飯を、、、、母によく今日の晩御飯は何?と尋ねていたのを思い出す。朝飯食いながら、晩御飯のメニューを聞いてくるのかいって言いながら母は笑っていた。今はなき祖父もよく、同じことを尋ねていたという。誰しもが多かれ少なかれ心に闇を持っていると思うし、そのそれぞれの悩みは人それぞれだと思う。悩みなんて人に言ったって大した楽にならないから、みんなあんまり言おうとしない、まぁ俺もだけどさ、てか恥ずかしすぎて言えねぇよ。そんなこと言うぐらいなら、中学三年の元旦に家族が寝てる中ひとり、二階から親父のノートパソコンをこっそりと自分の部屋に持って来て、虚しい単振動に勤しんだっていう、話する方が5億倍マシだわ。ってオマエもう言ってもうとるやんけ〜。いや〜本当に最低で最悪な年初めだった。ちんこを握ったのと同じ手で、神社の鐘を鳴らして合格を祈願。めでたく高校受験に合格して、茶色の青春が幕を開けるのであった。中学生の時なんて未来がめちゃくちゃ輝いて見えていたのに今じゃあ濁りまくって明日さえ見えやしねぇ。恋のときめきなんて久しく感じていないし、というか、もう俺は一生独り身のような気がしてきて、もはや何もかもがどうでもよくなって来た。度を越した諦観の果てにあるのは滅亡か、はたまた希望か。希望なんてあるわけねぇじゃねぇか、そんなんもん糞食らえだ。ディープな場所でホープでジャンプってか、やかましいわハゲ。

おなかが空いてる時ほど、ご飯が美味しく感じるのと同じように、辛い時ほど音楽が心の奥底に刺さる。もうこれは快感で、やばいキマってるって感じ。この快感のジャンキーになってしまったせいで、俺は負の感情からいつまでも抜け出せないのかもしれない。イヤダイヤダと言いながらも、ダメな自分のことがちょっぴり好きなのよ。心も体も冷え込む夜は音楽を聴きながら、布団をかぶり、無気力になった自分を慰める。

クソったれ!!

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俺の青春はウンコ色

今日はサークルのギターパートの人たちと一緒に池袋のギター屋さんに行った。試奏をさせてもらったり、店員のウンチクを聞いたり、店の中で一番高いギターを探して遊んだり、音の違いを感じたような気になったり、大きなあくびをしたり、すかしっぺをしたり、、、ションベンを我慢したり、、、その後にサンシャインシティというショッピングモールみたいな場所に行って、ステーキとバナナミルクを先輩にご馳走になった。とっても美味しかったでござる、人の金で食う飯は本当にうまいよね。屋上の展望台にも行った。60階から見える東京の夜景は1000円のステーキに完敗していた。富士山もスカイツリーも東京タワーも、煌煌と光るビルたちも、なんだか心に響かなかった。そういえば、高校の修学旅行でも都庁から東京を見下ろしたけど、エレベーターがバカみたいに渋滞してただけで、全然面白くなかった。実は、このサンシャインシティというビルに俺とカニちゃんは修学旅行の時に訪れている。バスがそのビルの近くに止まって、降りた瞬間から自由散策の始まりだった。俺とカニちゃんは、イケベという楽器屋に行くとあらかじめ決めていた。というか、それしか目的がなかった。

 

修学旅行の予定の中で一番楽しみにしていたイベントがこの楽器屋に行くことだった。この時の期待は珍しく俺を裏切らなかった。バスから降りた俺とカニちゃんは、それまで、バスガイドの話に耳を貸さず、音楽を聴きながら、ぼーっとしていたくせに、全速力で日が落ちかけた池袋の道を走り出した。テンションの高い女子たちを置き去りにし、ドン引きさせたのだろうが、真実は定かではない、なぜなら、俺は後ろを振り返らなかったから。イケベで見たものは全て輝いていた。ひどく緊張しながら欲しかったエフェクターを買い、ゆっくりとカバンに入れて、店を後にした。あの時の俺に今の俺がもし会うことができるなら、何時間でも喋っていられるような気がする。いろいろなことが変わったし、変わってないこともある。でもあの時の爆発力というか、憂鬱と怒りと緊張と不安と楽しさで毎日が切羽詰まっていた空気感は今思うと本当にすごかったと思う。帰りのバスの中で、ジミヘンのヘイジョーを聴きながら、バックの中のエフェクターを何度も確認した。

 

金閣寺なんて全く綺麗だと思わなかった。それよりも、京都のバスガイドのおねぇさんの方が17歳の俺にとってはよっぽど魅力的だった。USJで独り迷子になって絶望しながら、ホグワーツ魔法魔術学校を冷めた目で眺めたり、ジェットコースターに乗りながら、俺は今から死ぬぞ、俺は今から死ぬぞってブツブツ言ったり、本当にイケベ以外は面白くねぇ修学旅行だった。二度と行くかボケェカス、俺の青春はウンコ色。行きたくても行けないんだけどね、ちなみに今日でオナ禁二週間目ぐらい(需要ゼロ情報)。

 

ギターの二個上の女先輩で出身が同じ人がいる、前も言ったか。その人と今日は結構喋ったんだけど、うん、やっぱり地元が同じ人はいいなぁと思った。話のリズムとか、思いやりの程度とかが、しっくりくる。沖縄じんも面白いけど、やっぱりねぇ、、、ぬ。後輩が大好きで、よく笑う人だ、それと、、芯がある。頭も良くて、なんも見てないようで、実はいろんなことを見ていていろんなことを考えている、そんな気がした。笑った時に見える八重歯がとてもチャーミングでハンバーグーだ。異性のタイプというのはこの半年ぐらいで本当に変わってきた。前まではぶっちゃけかなりの面食いだった。でも、今はちゃんとおっぱいとお尻も見るようになったというのは冗談として、性格から滲み出る徐々にわかってくる魅力というものに気付き始めた(本当だよ)。美人となんてうまく喋れるわけがない。喋れないと楽しくないし、kokoroの目線が近くないとどちらかが我慢しなきゃいけないから、疲れてしまう。話をしてて疲れない人は男女問わず好きだ。自分のことを完全に可愛いと思ってる女子よりも、私可愛いの?可愛くないの?え!もしかして私ちょっとだけ可愛いかも〜いや、やっぱり私はそんなに可愛くないや、でもいいや私には別の魅力があるからねと思いながら莞爾と笑っている女子の方が何億倍も好きだ。そんなやついんのかよ、、、、、、、、

 

思い出と現在を行ったり来たりしていたら、いつの間にかイチョウが色づく季節になっていた。枯葉を踏んだら気持ちの良い音がして、冷たく澄んだ空気を吸えば、体までもが秋色に染まった。もう少しで街はイルミネーション、君はいつもイリュージョン。

youtu.be

負けて自棄酒、空はさめざめ

昨日は柄にもなく大学祭の打ち上げに参加し、羽目を外してお酒を飲んだ。そして、俺は昨日初めてお酒の本当の魅力を知った。なんだか、これは絶対に書かなければいけないような気がするのでコタツに入りながらタラタラとブログに書きつける。

 

俺はあんまり、というか全然酒に強くない。初めてちゃんと飲んだお酒はほろ酔いで、一本飲んだだけで猿みたいに顔が真っ赤になって千鳥足になった。その時は美味しいのか美味しくないかもよくわからなかったし、俺って酒に強くねぇなぁと思ったりもして、ちょっと悲しくなった。酒に強い人が単純にカッコいいって思ってる俺はバカ男かもしれないけど、まぁそんなんどうでもいいや。で、次に飲んだのはカニちゃんと遊んだ時で、わる〜いカニちゃんはコンビニで堂々とお酒を買い、その上それを俺に飲むように言ってきたのだ。もうこれは死刑ですね、酌量の余地なし。んで眠たい目をこすりながらお酒を飲んだら、なぜだか前より少し美味しく感じた。相変わらず顔は赤くなったけど。翌日の夜は公園でブランコに揺られながら二人でお酒を飲んだ。ちなみにこの時に俺は初めてタバコの吸い方を覚えて、お酒とダサカッコつけた自分に少し酔っていた。

 

前置きはこれぐらいにしてイエスタデイのことを書くとしよう。昨日の打ち上げには、まだあんまり仲良くない同期とか、名前も分からない先輩とか、綺麗でお上品な女性とかがたくさん来ていた。なおかつ、四日間雑踏のストレスに揉まれたからか、いざ会場に行ってみると、場のいかにも大学生という雰囲気に飲まれて少し憂鬱になった。それに俺は、打ち上げの直前である失態を犯して、肩身が狭くなっていた。大祭の店長と副店長にメッセージカードを書いて打ち上げの時にそれをサプライズで渡すっていうのがこのサークルの伝統らしく(伝統ならばサプライズにはならないだろうが!矛盾してるじゃねぇかよこのサブカル野郎!、ハイ論破!)、新参者の俺もそれを書いて打ち上げまでに担当の先輩にこっそりと渡すようきつく言われていたのだが、ぼけっとしていたボケな俺はあろうことか店長と副店長がいる目の前で担当の先輩にメッセージカードを渡してしまった。渡した時の先輩の反応が妙に冷たくてなんかおかしいなぁと思ったんだけど、ラインで怒られるまで気づかなかった。怒られたけど、自分で自分を笑ってしまった。まぁそんなこんなで、あくまで飯代を浮かすためだけだと自分に言い聞かせて、全く酒なんか飲まないつもりで参加したのだが、前に座った笹尾という大学で唯一本音で話せるダチがバカみたいに酒を飲み始めて、それにつられる形で俺も飲み始めた。

 

最初は周りを気にしてピッチを抑えていたんだけど、いつもの5倍ぐらい饒舌になるわ、自然に女子に話しかけれるわ、声は大きくなるわで、どんどん楽しくなってきて、もう本当に楽しくなってきて、と同時に日頃の溜め込んだ鬱憤がふつふつとこみ上げてきて、時を経るごとにピッチが早くなっていった。同期の同じパートでめちゃくちゃモテる女の子がいるんだけど、その子目当てで店に来る男が大祭のとき何人もいて、人脈ゼロダチ少々の俺は羨望を通り越して本当に驚いた。本当に世の中にはモテる人間がいるんだなぁとしみじみ感じた。そして俺は勝手にその子に人間としての一種の敗北感のような劣等感を感じていた。俺は完全に人間としてその子に負けていた。押さえつけていた多くの劣等感がアルコールによって引き出され、それに呼応するようにして、酒が美味く感じてきた。飲んだ一瞬は気持ちいいんだけど、すぐに憂鬱になってきて酒が美味くてまた飲むみたいな繰り返しだった。いつのまにか笹尾は完全に酔っ払っていて、頻繁に頭をかきむしながら終始にやついていた。俺のいた机は俺と笹尾を含めた同期5人で、この5人と先輩二人で大祭の四日間演奏をした。(モテる女の子もこの五人の中に含む)もちろん何回も5人で練習した。こういうことをするとすぐに俺はサッカー部だった昔の癖で変なチーム意識がついてしまって、普段の根暗を封印して仲良くなろうと努力するのだが、昨日はそれが酒の力でスムーズに行えて本当に楽しかった、もしかしたら今年一番かもしれない。五人の中で俺と笹尾だけが酔っていて若干浮き気味(笹尾は女子二人にちょっと白い目で見られていた)だったけど、みんな楽しそうで普段は言えないことも笑いながら言っていて、なかなかよき雰囲気だったと思う。お酒の力があれば女子と普通に話せることを俺は知った。

 

ロースタートだった打ち上げだったが、終わってみればめちゃくちゃ楽しんでる自分がそこにいた。外に出ると風が冷たくて、「夜風に当たってこい」っていうセリフを身を以て感じながら、またしても憂鬱になりかけた俺は勢いで見知らぬ先輩だらけの二次会にドランク笹尾と参加した。本当に酒が飲みたいだけだった。二次会で出身が同じ先輩と話すことができてちょっと嬉しかった。ドランク笹尾は途中で完全に潰れてしまい何回かトイレについていった。鏡に映った俺の顔はバカみたいに紅潮していて、笹尾の顔は異常なほどに血の気がなかった。あのコントラストを思い出してブログを書きながら笑ってしまった。おひらきになるとドランク笹尾を家まで送ってあげた。これが女だったらドミノピザなのになぁ〜なんて思いながら空を見上げると異常に星が綺麗でさめざめで、笹尾は電柱に手をつけて、酸っぱそうなよだれをだらだらと排水口に垂らしながら、「つわりだぁ」と弱々しい声を漏らしていた。その光景がバカみたいにエモくて、これは絶対に思い出になるなぁとそのとき確信した。無性に音楽が聴きたくなって、笹尾を家まで送り届けると、イヤホンをつけて自転車を爆走させて家に帰った。途中で頭がめちゃくちゃ痛くなってきて、歌を歌っても誤魔化せなくて、でも、なんかすごく冷たい空気と今の感情が気持ちよくて、自然と自転車のスピードが上がっていた。家に着くと、シャワーだけ浴びて歯を磨かずにすぐに寝た。明日の一限出れんのかなぁとまどろみながら。

 

今朝起きると、頭がすごく重かった。昨日の記憶が異常にぼやけていて、自分の言動を思い返して、少し嫌な汗をかいた。また自棄のお酒が飲みたいな。

youtu.be

 

 

「俺は俺」

今日から大学祭が始まって、まぁ結構疲れた。これが四日間続くと思うと、ちょっと怖い。でも、なんだかバイトの連勤と違って疲労が粘っこくなくてちょっと爽やか。ブルーハワイタイアード。

 

ギター合奏を行なったのだが、久しく感じていなかった演奏の達成感みたいなのを味わえてほんとよかった。やっぱり音楽とは一生のお付き合い、腐っても、独りでも、下手くそでも、ピロピロと自分を乗せてギターを書き鳴らしてゆきたいなと思いますた。

先輩が演奏よかったよとか、安定してたねとか褒めてくれたのが誠に嬉しかった。真面目なやつって、自分を否定されているようで、あんまり好きじゃないんだけど真面目な人間にも二種類いるんだなと感じた、うまく言い表せないけど、例えるならアイスの部分だけが美味しいソフトクリームとコーンまで美味しいソフトクリームみたいな感じ。

夜の帳が降りてくると、流れてゆく人々がどんどんと人間に思えなくなってきて、俺だけがこの世界の存在者に思えてきて、ちょっとハイになった。

 

高校生の時って、学祭で可愛い子とかウェイウェイしてる男を見かけると、なんだか勝手に憂鬱になってたけど、今日は全くならなかった。大人の階段爆破したい〜、女っていうのはほんとよくわからん生きもので、何を考えてんだか未だに見当がつかん、たまに平気で俺を傷つけて地の底に落としたかと思えば、こぼれ落ちた笑顔ひとつで一週間頑張れるみたいなこともある。男と女の不確かな隙間が意外と面白くて、これを知ろうとすることが生きる意味にもなりうるなりと思うなり。なまら苦手だけど、もし女がいなかったら生きてる意味がないわと気づいた。

 

バイザウェイ、相談乗るよ〜と言われたことが今までに何度かある。でも、俺思うんだけど、相談したって多分俺の言ってることが君には絶対にわからないし、分かり合えないし、自分の悩みなんて自分でもよくわかってないんだからうまく言えないと思うし、ほんと相談のるよ〜なんて言わないでいただきたいと思うのだ。ただ君は、俺と無意味な会話をしてくれればそれでいいのだ、それだけでほんと助かるから、ただ俺の普通の言葉をゆっくり聞いてくれれば悲しみを誤魔化すことができるから、俺はそれでいいと思うねん。俺は俺だし、君は君だし、納豆は納豆だし、今日の夜ご飯は納豆ご飯だったし。

 

俺は祖父母をもう3人亡くしていて、火葬されて熱い灰色の骨になって出てきたおばあちゃん、おじいちゃんを思い出すと、人間って、人生ってあっけねぇなぁと、思う。いくら偉そうにしてても人間も死んだら使用済みティッシュと大して変わらないからね。どんな奴でもみんな死ぬんだよなぁと思うと、なんか笑っちゃう。俺もいつか灰になるのか、生きているうちにハイになっとかないとなぁ。

 

どうでもいいけど、ブログに歌を乗っけるのはいつも俺が歌を聴きながら、ブログを書いているから。雑踏の中で揚げピザいかがですか〜と言っていた俺より、家にこもってブログを書いている今の俺の方が俺のような気がするんごぅ。

 

このブログってなんのために書いてんのかよくわからんけどさ、何十年後かに見返した時に、俺という人間がちょっとだけにやけてくれればいいな〜と思う。おい、生きてるんですか俺?てか、結婚してますか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?

 

ほな、ばいなら、皆さん風邪引いてないとですか?お元気で。俺はなんとか今日も明日もお元気です。

 

youtu.be

 

 

 

 

 

ハイになって、灰になりたい 

口に入れようとした小さなドーナッツを皿に戻し、紙コップに昨日買ってきたばかりの牛乳をなみなみに注いだ。揺らさないように左手でそっとコップを口に近づけて、飲むというよりは吸うといった感じで、寝起きでカピカピに乾燥した喉に粘性の液体を流し込んだ。窓の内側にできた結露を見て、「あぁ今日も寒そうだなぁ」と独り言を呟き、ドーナッツを一口かじって、テレビの電源を入れた。口の中で牛乳に浸されたドーナッツがくどくない甘さになって、優しい味になった。青空と肩を組みながら太陽が気持ち良さそうに浮かんでいた。

 

午前7時41分、あと30秒ほどで中川玲奈のお天気コーナーが始まる。彼女を見なければ今日一日を乗り越えられない。全てが垂れ落ちてしまった清掃係の60代のお婆さんと、「私はデスクワークですから」と言いたげな顔をして、いつもジャージアンドスッピンで出勤してくる40代に見える20代の多田さんと、100キロは超えているだろうという巨体を引きずりながらお茶を運び、社長にだけ厚手の化粧で塗りたくられた顔を不自然に歪ませて、妙に作った甲高い声で「お疲れ様です〜」と言う臼井さんの3人だけが、僕が働く田舎のしがない小さな不動産屋に存在する異性であった。僕の小さな世界の中で、人並みに彼女が欲しいと願うのは、望みではなく妥協を意味する。

 

中川玲奈は有名私大のミスコンを優勝→アナウンサーという屍の山である女ヒエラルキーの崇高なる頂を伝説の神器”お顔”を使って登りきった選ばれた勇者(チート)なのだ。アップのカメラで彼女がにっこりと笑えば、光を凌駕するスピードで2chにスレが立ち、世のどうしようもなく冴えない男たちが歓喜乱舞し、屍と化した女たちは嫉妬で自らの身を激しく燃やしてツイッターに苦し紛れの戯言を投げつける。〇点、不可、(笑)な現実に踊らされ、毎日ハゲ散らかした上司に媚びへつらい、帰り道ですれ違った初々しい高校生カップルにだらしない視線を送って、袖を濡らし、ゴミだらけの部屋に帰って独り虚しく安酒と自暴自棄の放液で、誰も振り向いてくれない自分という名の紙コップを幻想と快感で満たし、暫時の快晴を目に刻みながら夢の中で彼女の柔らかい手を握って、べっとりとしたヨダレを枕に垂らす。

 

「今日から産休に入った中川アナの代わりとして私、高橋誠が全国の皆様にお天気をお届けいたします!元気いっぱいで頑張ります!!!」

 

コップの底に残った牛乳は腐り果てた自分の心を映していた。

 

 

前菜は直感、メインはレバニラ定食、デザートは涙の共感、お代はツケで

 サークルの女の子で、前から気になっていた子がいた。顔はお世辞にも可愛いとは言えず、異性としてと言うよりは、一人の人間として気になっていた。なんだか、自分と似たような暗い雰囲気、おんなおんなしていない、けれどもジャニーズもBLも好きじゃなさそうな、隠しきれない擦れてきた女の匂い。その子はある時、サークルのランニングの後に、恋愛話できゃっきゃっきゃっきゃっしてるバカ女子大生や、自分が大学生であることを誇りに思っていそうな本当に薄っぺらくてくだらない男たちから、独り離れて、くっさいトイレの前の汚いベンチでうずくまっていた。その時に、俺はその子に強い興味とシンパシーを感じた。直感としか言いようがない、オーラとでも言おうか。

 

俺の直感はあながち間違っていなかったのだ。

 

昨日、サークルの会議みたいなクソつまらないやつの後の飯食い会で初めてその子と話すことができた。この飯食い会っていうのは先輩が奢ってくれんだ。会議で本当に一言も発さないで、無能を極めていた俺だったが、背に腹はかえられぬ、図々しくも飯は食いたいと恥と外聞を忘れて飯食い会へ参加した。その子は思っていたよりも社交的で、俺の何倍も周りに気を遣えて、茶髪で細身のちゃらけた男よりも全然芯が強くて、普通にいい人だった。まぁそれだけだったら、ほんと興ざめなんだけど、それだけじゃなかった。なんと、レッチリとジョンフルシアンテのことを少し知っていたのだ。興奮してしまった俺は、それまで周りの大学生会話に一言も関わらないで図々しくも無料のレバニラ定食をがっついていたのに、それを聞いた途端、何かが憑依したかのように饒舌になった。普段なら、女に質問なんて不自然にしかできないのに、好きなアーテイストを無意識のうちにごく自然に尋ねていた。彼女はMy bloody Valentineが好きらしい。いや〜本当に素晴らしい。興奮しすぎた俺は家に帰って、彼女のラインを友達に追加すると言う暴挙に出た。

 

おまけとして一つ言いたいことがある。オナ禁にメリットがあるかどうかはさておき、生身の女との交流がオナニーを抑止するためには一番効果的というのは逆説的な本当だと、俺は思う。根拠は微塵もない、だが、これは本当にそう思うのだ。

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セブンティーンにSheを連れて、あの写真と俺は今

昨日、寝る前に音楽を聴きながら、天井を見つめていると、あの子のことを思い出してしまった。名前はちひろにしとこう。高二の時はクラスに友達がいなくて、自分が嫌いで、ほんと辛かったっていう話はもうこのブログで何回かしたんだけど、まぁ実はこの時に初めて俺は本気の恋(片思い)をした。気持ちに整理がついたから、今日はそれについて書こうかね。バカにしてくれ、そうだよバカなんだ俺は、自分でも分かってる。

 

年明け前の最後の席替えで、ちひろは俺の横の席になった。それまでは明るい女の子ぐらいの印象しかなかった。というか、ほんと、恋なんかしてる余裕がなかった。学校に行くことだけで精一杯だった。クラスメイトを殺したかった。とんでもなく無愛想で驚くほど暗い俺にもちひろは笑顔で話しかけてくれた。話しかけてくれて単純に嬉しかった、とりとめもない会話が極限的に楽しかった。ちひろとっては本当に何んでもない会話だったんだろうけど、俺にとっては先生たちの話よりも何億倍興味があった。ある日、ちひろに「数学のテストで、勝負をしよう!」と言われ、俺は真に受けて、死に物狂いで勉強した。結果、そのテストは満点を取ったのだが、ちひろにその答案用紙を見せると、一言、「気持ち悪い」。冗談だと思えなかったピュア(アホ)な俺は愕然として、結構落ち込んだ。えっ!冗談だよね?

 

三年になってクラスが変わって、話す機会がどんどん減っていった。受験勉強に集中するためだと、自分を欺いて、欺いて、欺いて、受験が終わる頃になると、もうちひろのことは忘れていた。

 

一人暮らしで頭がイカレてしまった俺は、寂しさのあまり、封印していたちひろとの思い出を解放してしまう。抑えきれぬ思いのままに初めて自分から行動した。なけなしのツテを頼りにちひろのラインをゲットする。数学の解答のような堅苦しい、かつ下心丸見えのライン、ちひろの返信に独りで一喜一憂していた。ちょっと想像してみてよ、うん、すげぇ気持ち悪いね。悲しいことに帰省が大学生活唯一の希望だった。

 

服も買った、髪も切った、デートプランだって色々考えた、もうやるしかないって思った。勇気を振り絞って、遊ぼう!とラインをした、すると呆気なく、二週間先まで予定があるから、、、と言われた。虚無、虚無、虚無、虚無、そして虚無だった。

 

寒い日だった、弁当の料理がアイスのように冷たくなっていた。何気なく横を見ると、ちひろが友達と楽しそうに話をしながら、マスクを取って、飴玉を口に入れようとしていた。背後の窓からさす、暖かな光が、ちひろの後光となって、下手に塗られたチークと、間抜けな俺の顔を照らしていた。その瞬間、シャッターが切られて、俺はちひろからすぐに目を離した。あの時、死んでしまいそうな勢いで動悸が早くなったな、と思い出に耽っている俺の動悸も早くなっていた、、、、あの写真は今でも頭の中。

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