décadence

日記のような、短編のような、詩のような、俺

誰もいない部屋のドアを叩きまくって

最近本当に寒くなってきた、扇風機に「お疲れ様」って言って、棚にしまって、ヒーターに「よろしく」って言って、棚から出した。なんだか、ただの選手交代なのにとても切なく見えてしまった。

寒くなると、否が応でも雪を思い出す。暖色の街灯に照らされながら、しんしんと降る雪は本当に綺麗で切なくて、儚くて、高校の帰り道が死ぬほど懐かしい。時に、嬉しいことがあって雪を食べたり、時に悲しくて、音楽を聴きながらゆっくりゆっくり歩いたり、もうどうやったってあの時には戻れない。だから思い出はいつも優しい。

 

12食入りで三百円しないレトルトのしじみ汁と、スライスレタスにトマト二つ、どんぶりにご飯一合よそって、納豆と卵一つをぶっかけた。それが今日の夜ご飯。机に座って、さぁ食べようと思い、テレビをつけたら、国民的美少女コンテストで優勝したという13歳の女の子が、高そうで、うまそうなマグロを鱈腹食っていた。君はどれだけの屍(女)の上に立っているのか。そんなアホなことを考えてしまった。卵納豆だってマグロに負けてない、俺はそう信じてる。

 

図書館が俺の聖地で、大学の敷地内で唯一心が休まる場所。でも、こないだ、別の5階建ぐらいの建物で、屋上に行ける階段を偶然見つけて、登ってみたら、夜景が綺麗だった。上から見たら、自分の住んでいる町も悪くないなって初めて思えた。今度はあそこで独り煙草でも吸ってみようか。

大した喜びもなければ、大した悲しみもやって来ない、いつもの悲しみが夜になるといつものようにやってきて、いつものように苦しくなる。そんで、誰もいない部屋のドアを叩きまくって誰かに助けを求めてる。笑っちゃうよ。あ〜弟と戦いごっこしたい

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