デカダンス

日記のような、短編のような、詩のような、俺

ポカリ

頭の右側面についた寝癖が全然なおらなくて、というのはどうでも良いとして、昨日、ものすごく奇妙な体験をしたので今日はそのことについて書き下す。かなり長くなると思うから、暇すぎて死にそうな時に読んでくれればいいと思う。

 

一昨日はその前日に公園で独り飲んだ酒のせいか、朝起きると悪寒と頭痛がした。でも我慢できる程度のものだったので、寝れば治るだろうと思って、いつものごとくブックオフへ行ったりして、一日を無為に過ごした。少しずつおさまってくるだろうと高を括っていた頭痛と悪寒は夜になっても一向におさまらず、それどころかどんどんと痛みと寒気がひどくなっていた。寒くて寒くてなかなか寝付けなかったが、12時前には眠りに落ちたと記憶している。

 

ここからが本題の話になる。

 

午前2時ぐらいだったと思う、夢の中で俺は死に直面していた。その時の夢の中の状況がどういうものだったかはよく思い出せないけど、確かに死が俺の目の前にあった。誰かに殺されそうになっているという感じでも、自殺しようとしている感じでもなかった。一番近いような感じがするのは、深い海で溺れているような感じだった。致命傷を負っている感じも近い気がする。ナイフで急所を刺された後みたいな。夢の中で何十秒かうなされて、パッと目が覚めた。これだけなら、アニメとか映画とかで主人公がよくやるシーン(汗びっしょりになって「はぁ、はぁ」とか言ってさ)なんだけど。この時は目を開けても、夢の意識が完璧に続いていた。客観的に言うならば、いつもあるはずの現実と夢の境がこの時だけはなかった。

 

起きても死が俺の頭を支配していた。でも、なんで自分が死に際にいるのかは意識しなかった。これはなんだか変な感じがするけど、考えてみると、生き物は予期せぬ死に直面すると、そんなことはどうでもよくなるのではないか。もう少しで死ぬという恐怖で心が満たされて、どうにか生き抜こうともがき苦しむのではないか。昔、虫かごの中に大きな蜘蛛を入れて、殺虫剤を少しずつかごの中に噴射したことがある。その時、蜘蛛は信じられないほど強く動いた。ガラスが割れてしまうんじゃないかと思ったが、徐々に弱っていて、ついにピクリとも動かなくなった。

 

自分がもう少しで死ぬと思うと本当に泣きたくなった。大声で叫び出しそうになったのをぐっとこらえて、何を思ったか俺は玄関へ向かった。扉を開け、どこへ行けば生きれるのかと、一瞬だけ思考を巡らせたが、どこへ行っても死ぬような気がして、目の前にあった塀をよじ登って向こう側の道へ降りて、何もない暗闇の中でうずくまった。その時は全くわからなかったけど、今思うと、この時に、幻覚が解けたんだと思う。でも、怖すぎるのと長すぎるので、頭が麻痺して幻覚が解けたことを全く意識しなかった。何十秒かして、部屋に戻って、まず最初に無意識のうちに自殺者相談センターみたいなのに電話をかけようとした。これは前から知っていたから無意識のうちに行動できたんだと思う。でもこのせいで、自分は自殺しようとしていたんだと錯覚した。自殺相談電話は16時半までしかやっていなくて、死のようとしてるやつが日中に電話かけるかよと思いながらも、俺は深い孤独を感じた。

 

その後すぐにカニちゃんに「助けて」とラインをした。すると、2時過ぎだというのに1分もしないうちに向こうから電話がかかってきた。わけのわからん今の自分の状況を必死で説明しようとしたけど、うまく言えなかった。ただ「怖い」を連呼していたと思う。それでもカニちゃんは眠そうな声で聞き手に回ってゆっくりと対応してくれた。話をしているとだんだん落ち着いてきて、急激に眠たくなってきた。でも寝たらまたあの恐怖に晒されるような気がしてちょっと怖かった。40分ぐらい喋って、また眠りについた。寝る前はあんなに寒かったはずなのに、暑くて汗まみれになって、浅い眠りを繰り返して、何度かトイレへ行って下痢をした。

 

8時ぐらいに目が覚めて起きたけど、寝た感じが全くしなかったし、起きた感じもしなかった。頭が重くて霧に包まれてるみたいだった。頭痛が鋭くなっていて、悪寒も震えるほどひどくなっていた。熱を測ってみると、38度2分あった。病院に行くしかねぇなぁと思いながら深夜に体験した夢の恐怖を頭の中で反芻した。病院に行ったら、胃腸炎と言われた。先週食った焼肉が原因なのか、日頃のストレスが原因なのかは定かではないが、30分に一回の排便ならぬ排下痢が俺のケツと心を擦り減らしていった。食欲も全然なくて、パンを一口食っただけで、吐きそうになった。それでも薬を飲むと、一気によくなっていて、吹き出すようにして食欲が湧いてきてお茶漬けを食べた。一週間ぐらい連絡を取り合っていなかったのに、なぜかその日に限って笹尾がラインをよこしてきて、買ったはいいが調理の仕方がわからないからと鱈の切り身を持ってきてくれた。下痢野郎に魚はまずいんじゃねぇのかと思ったが、この笹尾のあまりに偶然すぎる、そしていかにも笹尾らしいファインプレーにちょっとうるっときたとみせかけて、ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン。

ムニエルにして美味しくいただきました、おいじがっだ、ありが十匹。

 

熱が下がったし、テストがあったので今日は学校へ行った。あの恐怖と未だに残る腹痛で、今日はありとあらゆるものに腹が立って、かかとを踏んできた男に舌打ちをしたり、知り合いにめちゃくちゃ冷たく接したりしてしまった。腹が痛い。でもなまら腹が減ったので今からなめ茸チャーハンを作って独りで食べようと思う。

 

この曲、昨日偶然知ったけど昨日と今日だけで何回聞いたか分からない。歌詞は俺のサイズにぴったりだし、イントロは本当に凄まじいな。腹減った。

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