デカダンス

日記のような、短編のような、詩のような、俺

不幸自慢者

愛ってなんだい、Loveってあるのかい、ねぇ答えてよ水たまりの幻覚者

 

死にたいって言いたいだけだろ、不幸自慢者

 

展示列車に乗ってどこゆくの、いいから早く切符をくれて言ってるの

 

遠くにも近くにもいたくないのよ、どこでもいいから早く手を繋いでって言ってるの

 

広告の中で美女が笑っている、僕は勃ちながら叫んでいる

 

言えと言われて言ってみたら、割りに合わないリアルクライクライ

 

悲しくて酒飲んで、公園で震えてる12月、破裂しそうな風船を眺めてる

 

どうせダメだから近寄らないで喋らないで君のことが本当に嫌いなんだよ、幻覚者

 

だらしなく纏わりついたアイデンティティーを焼き払って、不幸自慢者

 

ショーケースに入ったレアカード、何にも言わずに買ってくれた日曜の午後

 

捨てられるものは全部捨てたつもり、それでもなんだかすごく重たいんだ

 

嫉妬するのも疲れたね、290円の牛丼と出来合いのお味噌汁

 

浮き上がって膨れ上がった溺水者、また沈むとも知らないで声高々に笑ってる

 

誰もいなくなった夜の街、うずくまって取り残されて独り寂しく沈んでいった