デカダンス

日記のような、短編のような、詩のような、俺

俺のドロドロの精子を亜美ちゃんの子宮にぶちまけた後で、お前を殺してやるからな

ものの五分前に、ソイヤソイヤと自分を汚す作業をやり終えて、下腹部に広がるかったるい余韻と、僅かばかりの後悔を感じながら、カタカタとブログを書きなぐっている。こたつに入っていない上半身が冷え込み、キーボードを打つ手が、しばれてうまく動いてくれない。

 

ピザのバイトは採用されなかったので、今日も新たにバイトの面接に行ってきた(家の近くにあるファミレス)。奥の角席に通され、少しばかり緊張しながら待っていると、ファミレスじゃなくてデリヘルでも経営しているんじゃないかと思うほどに、ヤクザの下っ端みたいなイカツイ店長が出てきて、あれ?、店間違えたかこれ、と幾らか狼狽した。が、話してみると、見た目とは裏腹に、実にもの柔らかなオッさんであった。いや、これは最初の印象を良くしておいて、相手を油断させた後で、徐々に本性を表してくるタイプの厄介な野郎なんだろうな。ま、いざとなりゃあ、鮮やかにドロンしてやっからな、気弱そうだからって、あんまり嘗めてっと、痛い目みんのはそっちの方だぜ。

 

ということで、めでたく即採用された。ははははっはっは、チョロいもんよ。

 

昨日は、地元から関東に遊びに来ていたウニという高校の部活の友達に誘われ、例のごとくゴリラとずんだ餅も加えた四人で、横浜へドライブに行ってきた。昼に寄った湘南のとんかつ屋で、皆が千五百円のロースカツを頼む中、一月は一度も派遣バイトをしなかったということもあり、そこそこに貧乏な俺だけは千円のチキンカツ(それが一番安かった)を頼み、なんなら、その前日の夜に唐揚げを食べたというのに、ここでもまたお得意のけちクサさを遺憾なく発揮し、コールセンターでがっぽりと稼いでいるというウニの「奢るよ」という気前の良い言葉に、「マジで!でもなぁ〜」と社交辞令のための僅かな躊躇いを見せた後で、つかさず「ゴチです」と言って、プライドのかけらもなく同い年の男に深々と頭を下げた。

 

その後に江ノ島へ行って、一通り島を回った帰り道の途中で、ソフトクリームを食べようと、アベックだらけの洒落乙なカフェに入り、財布を取り出そうと、カバンの小ポケットを開けたところ、財布が見当たらなく、ウニがつい最近地元で財布をなくした、と言う話を聞いたばかりということもあって、冷汗三斗、焦ってカバンの中を手でかき乱したところ、何か球体のようなものがカバンの中から落ちて、床をコロコロと転がった。はて、なんだそれはと目を向けると、落ちた物体は、先刻、ウニにもらったテンガエッグ(オナホ)であり、ヤバイ!と思った時には、もうテンガエッグは、大学生とおぼしきカップルの前へ転がっていて、黒のマフラーをしたスタイルの良い女の方がそれを掴み、こちらをチラと見ていたところであった。むしり取るようにして、その女からすぐにテンガエッグを取り返し、すんませんと頭を下げた。後ろでは、その一部始終を見ていたゴリラ君が、ウホウホではなく、ケラケラと笑い声をあげていた。財布は車の中にあった。

 

夜飯は焼き鳥を食べながらの酒だった(ドライバーであるゴリラは飲んでいないが)。俺たちはまだ若いので、話のテーマは主に恋愛や下ネタであり、気遣いについて真面目に語り合いながら、隣で飲んでいた、あまり仲が良くなさそうなサラリーマンの二人組を、バカかこいつら、と思ったりもしたが、いつか俺にもこんな日が来るのかもしれないと、ネギまを頬張りながら、サワー片手に見えぬ未来を夢想してみたりもした。

 

あの女は入学してすぐにヤリマンになったとか、〇〇くんと△△ちゃんは高校生の時、一週間に一回ヤっていたとか、友達の彼氏が浮気をしているだとかという、なんともハレンチな話を聞いていたら、家で粛々と自慰に耽っている俺なんか誠に可愛いものではないかと思った。ずんだ餅は「誘えばヤれちゃう貞操観念」などとアバズレじみたことを言っておきながら、一方で、「観覧車の一番上でカップルは例外なくチューをしている」、と純情可憐な、まるで「私、パパと結婚するもん」と口を尖らせている小さな女の子が言うようなセリフを垂れていた。のくせに、ガバガバと俺よりも酒を飲んでいた。オアシスのWonder wallが流れ、あ!と顔を見合わせた。

 

陽キャは陽キャと、陰キャは陰キャと共鳴するのが、定説であり、御多分に洩れず、俺も、彼女のいない、舌バカのノーパン笹尾とばかり遊んでいるからか、高校生が想像しているような甘酸っぱい大学生活など、幻想と錯覚にすぎない、と思っていたが、実は俺が無知なだけで、現実の世界は、モンハンの新大陸よりもはるかに広く、複雑だったようだ。

 

次こそはあの子を狩りにいく。