デカダンス

日記のような、短編のような、詩のような、俺

悠長壊して、確率破り、文月に至るは桃源郷

噛んでも音がしない徳用ウィンナーから、少しだけ音がする上級ウィンナーに変えた。バター入りマーガリンという、なんとも貧乏人の心を見透かしているかのようなセイユーの商品も買って、とろけるチーズも買って、アイロンも買って、最近、生活がちょっとずつ変わってきているような、そんな気がする六月末。

 

腐っても根はサッカー小僧だから、ワールドカップの日本代表戦は全部見てる。セネガル戦も一人で酒飲みながら応援していたら、隣のやつも見ていたらしく、本田のゴールが入ると、自分のじゃない歓喜の声も聞こえてきて、ちょっと嬉しかった。いや、今大会すげぇ面白い。俺の中では南アフリカ大会が一番面白かったんだけど、リアルタイムで見てたし、ちょうど一番サッカーに熱中してた時だったからかな。ロシア大会はそれを超えるかもね。ただ、サチモスじゃあ、タマシイレボリューションには絶対に勝てないね。

 

話は変わって、CRYAMYというオルタナバンドことについてちょこっと語りたい。いやぁそれがもう本当に一言で言うと、すげぇかっこいいんだよ。カニちゃん経由で知った(今のところまだ)無名バンドなんだけど、一昨日ユーチュブにアップされた初のMVを見て、「好き」が爆発した。焦燥の叫び声、ぐちゃぐちゃのギター、天才的な歌詞。そこいらの技術を見せびらかすだけの腑抜けたアホな偽バンドや、工場で大量生産されている茶髪の男ウケにに全てをかける顔面まんこ女子大生や、チックトックで生き恥を晒す肉便器どもや、でかいだけの椅子にふんぞり返って人間より数字を信頼するきっしょく悪い大学教授を、全てけちょんけちょんに蹴散らして、煙草を吸いながら「俺らが一番かっこいいんだぜ」、とさらっと言っちゃうような、そんな感じのクールにぶっ壊れた俺のどストライクな音楽。バンドも映画も小説も、人間も、どっかがぶっ壊れてないとかっこよくないと俺は思う、そして、壊れるのって簡単そうで意外と難しかったりする。

youtu.be

 

そんなことを思いながら、少しだけ首を傾げながら、俺は明日も一限からしょうもない大学に行くんだよな。

 

今日は暑かった。市民プールの匂いを思い出しながら、ノアの方舟に乗って、コンクリートの海を漕いだ。このままいけば七月には桃源郷に着くはずなんだけれど、計算上はそうなのだけれども、食料が底をつき始めたから悠長なことは言ってられない。だからって、頭でっかちのお前が御託を並べる必要はねぇ、着く確率は俺が勝手に決めるんだ。